VSCodeでVBを実行する方法を調べると、「Code Runner」という拡張機能がヒットします。
対応する言語は幅広く、特に難しい操作をしなくてもコードが実行できるということで、多くの方が紹介されています。
しかし、紹介されている方法で出来るのはJavaやPHPといった言語が多く、VBで同じように操作しても実行はできません。
でも、リモートワーク時などに開発環境がないところでVBの実行がしたいので調べてみました。
経緯
リモートワーク中は、開発用のPCを持ち帰ったり、リモートアクセスすることが出来ない状況のため、リモートアクセス可能なPC上でVBを実行出来ると便利だろうと思い、いろいろなサイトで調べました。
方法
- 「setting.json」を開く。
私はいつもVSCodeの設定画面からファイルを開いて設定する項目を探して開いています。
場所が覚えられないので・・・(._.)
※Code Runnerの設定項目から次の設定項目を見つけるのが簡単かもしれません。 - 設定項目「code-runner.executorMapByFileExtension」にVBファイルの拡張子を設定する。
ソースファイル(*.vb):C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\vbs.exe
プロジェクトファイル(*.vbproj):C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\MSBuild.exe - Code Runnerでソースファイルorプロジェクトファイルを実行する。
実行したファイルを同じ場所に、実行ファイル(*.exe)が作成されます。
注意
VisualStudioでは有効な記述でも、ビルダーでは無効な場合があります。
例えば、VisualStudioでは、1行のコードが長い場合は改行し、更に改行したコードの途中にコメントを記述することが出来ます。
しかし、それはVisualStudioがビルダーでビルドする前に調整しているらしく、そのままビルダーでビルドするとエラーとなってしまいます。
VisualStudioでコーディングするよりも、気を使って記述する必要があるようですので、お気を付けください。
まとめ
VSCodeでVBも実行(ビルド)することが出来ました。
他言語と違って予めビルダーの設定が必要だったり、コーディングの仕方が開発環境よりも気を使わないといけないなど、若干の制約はありますが、開発環境がなくても製造ができるというのは、選択肢が増えることになります。
これからも利用、調査を続けて、VBやVSCodeをもっと活用できればと思います。