今回は作品紹介です。
私には合いませんでしたが、やりたいことが定まっていない人には、切っ掛けをつくるツールになるかも?
作品情報
タイトル:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
著者 :八木仁平
発行 :株式会社KADOKAWA
概要
「このままで良いのか」、「なにかやりたいけど、やりたいことが分からない」といった悩みを解消するための本です。
作者が名付けた「自己理解メソッド」によって自分の「やりたいこと」を見つけることで、自分の成長にエネルギーを集中し、成長によって得たものを他者に提供することで収入等を得る。得た収入で更に自分を成長させる良いループ(好循環)に入ることが目的となっています。
上記の好循環に入ることで、
・やりたいことに集中できる。
・やりたいことで収入を得られるようにしていく
と、いったメリットを得られます。
構成としては、「やりたいこと」探しの間違いと、自己理解メソッドの方法の解説から始まり、質問に回答することで自己理解メソッドを実践できるようになっています。
自己理解メソッドは以下のような流れで、各項目の質問へ回答、整理等を行っていきます。
大事なことを見つける⇒得意なことを見つける⇒好きなことを見つける⇒やりたいことを見つける
感想
一言感想
仕事を「やりたいorやりたくない」で選ぶ方に向いたやり方だと思います。
※「できるorできない」で選ぶ私には合わないやり方だったようです。
所感
著書によると、「大事にしたいこと」、「得意なこと」、「好きなこと」が組み合わせることで、「やりたいこと」が見つかるそうです。
各項目5問ずつ全15問の質問(足りない場合は+αあり)に答えることで、自分のやりたいことを整理していくのですが、私は「自分に一番大きな影響を与えている出来事(大事にしたいこと)」、「これまでの人生で充実していた体験(得意なこと)」で止まってしまいました。
どちらも著書内で説明にあるような出来事、体験というものに思い当たるところが残念ながらありませんでした。一応、他の質問にも一通り回答をしたのですが、自己理解メソッドの手順にある価値観マインドマップの作成に進めるような状態にならなかったので、結局途中で断念しました。
逆に今までの人生の中で、「(人やものから)こんな影響を受けたな」、「あのときとても楽しかったな」みたいな経験がある人にとっては、自分が本当にやりたいことが見つけられる良いツールになるのかもしれません。
どちらにせよ、概要に記載した「このままで良いのか」、「なにかやりたいけど、やりたいことが分からない」といった悩みを持っている方にとっては、切っ掛けの1つとして良いのではないかと思います。
試してみた結果、やりたいことが見つかれば良し。私のように合わなくて、やりたいことが見つからなくても、自身が欲しい答えには別の方法が必要だということがわかるのでそれもまた良しだと思います。